2021年11月4日木曜日

「愛の香り」

 (祈祷会の説教より)

イスラエルのソロモン王のもとに、シバの女王がやってきました。彼女はソロモンに、数々の難問を尋ねましたが、ソロモンはそのすべてに回答を与えました。

そこでシバの女王は、2本の美しい花を見せ、「どちらが本物か、当てて見なさい」と言いました。1本は造花でしたが、あまりに見事で見分けがつきませんでした。その時、ソロモンは、「部屋のすべての窓を開きなさい」と言いました。しばらくすると、1匹の蜜蜂が飛んできて、片方の花にとまり、蜜を吸い始めました。ソロモンは見事な回答を与えたのでした。

蜜蜂を引き寄せたのは、かぐわしい香りでした。造花はどれだけ美しくても、命の香りがないために、蜜蜂を惹きつけることはできませんでした。

私たちも、キリストにあって、命の香りを、愛の香りを漂わせる者となれますように。


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