2017年8月19日土曜日

9月のオープン礼拝「もう一人のアンネ」~アンネの日記出版70周年~


  「もう一人のアンネ」~リースさんに出会って~ 
    「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクは、ナチスによる迫害を逃れるために、隠れ家に逃れました。しかしついに捕まって強制収容所へ送られ、15歳で亡くなってしまいました。けれどもアンネの平和の思いは、彼女の日記を通し、今も世界中の人々に語り続けています。
    今回は日記にも登場するリース(ハンネリ)さんの言葉から、「もう一人のアンネ」というテーマでご紹介します。また実際にリースさんに
出会った中嶋牧師よりその時の様子を語っていただきます。
15年前、リースさんに出会った時、とても強い印象を
受けました。本当の意味でアンネに出会った気がしました」。
  皆さまのおいでを心からお待ちしております。

   
    ◆リース(ハンネリ)さんの言葉より◆
Q.収容所に入る前のアンネとの思い出はありますか?
A.アンネは、人から注目されるのがとっても好きな女の子でした。そして、授業が始まる前に彼女はかなり早くから日記を書いていたようなのですけれど、授業が始まる前に机の上に日記を広げて一生懸命書いているのです。
私達は、新年のお祝いのとき、お互いの家を訪問して、そしてアンネは私のところに来たり、私はアンネのところに行ったりして、一緒に泊まったりしました。
                                                                                                    
Q.平和について何かメッセージがありますか?
A.皆さんに知ってもらいたいことは、人間はみな同じである、
そして、民族の違いとかそういった事によって人を区別しては
いけない、私達はお互いに戦争をし合うのではなく、愛し合う
事を学んでほしいと思います。
私たちの運命が全く逆になってしまいました。私が生き残り、
アンネが死んでしまったのです。そういう意味で、これからも
アンネについて語り継いでいかなければならないと思っています。 
(リースさん)